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10月から1年間、ドイツのシュトゥットガルト大学に行くことにした。
この大学へ決めたのは行きたい研究室があったことが理由で、
専門は建築で特にcomputational design という建築にアルゴリズムやロボットを使って作ろう!という感じの研究室で1年間プロジェクトに関わる予定である。
交換留学申し込みに出遅れた、また受けれる授業や費用がそれほど変わらないということで
交換留学ではなくフリームーバーという制度を利用した。
金銭面ではトビタテという学生奨学金制度があり、その恩恵を受け無事渡航することになった。
これがなかったらとてもでは無いが留学なんてできなかったので非常に感謝している。
実家から関西空港→成田→モスクワ→フランクフルト→Stuttgart へと向かう。
トランジットも含め、計24時間ほどの旅程である。
関空の夜明け
途中、モスクワではwifi利用に電話番号が必要でネットができず歯がゆい思いをした。
ここでは確認したいことが山ほどあった。
ドイツではairbnbでしばらく滞在する予定だったのだが、ホストとの連絡が取れていないのと
フランクフルトからシュツットガルトへの行き方がふんわりしか分かってないことに不安があったのである。
フランクフルトで荷物をコンベアーの前でぼんやり待っていると
お姉さんが私の名前が書かれた紙を見せて話しかけてきた。
嫌な予感がし、すぐにそれは現実となった。
荷物がモスクワにまだいる……とのこと。
エアロフロートについて調べていた時、荷物の紛失に関してはかなりの定評があり、
大学の先輩にも荷物なくなるからやめといたほうがいいよ~と言われていたが…..
まさか本当に来ないとは…..
お姉さん曰く、明日の10:30の便で来るそうなのだがまだ確定ではなく
ホテルに郵送で届けるよ~とのこと。
その言葉を信じるのみである。
airbnbのメッセージを確認してみるとまだホストからの連絡は来ていなかった。
これはもうダメだな….と思い別のホテルを探し出す。
そんなことをしているとStuttgart行きの電車を見逃してしまった。
Booking.comで慌ててフランクフルトの宿を探し、
1500円のスーパー安宿ドミトリーがあったのでなんとか泊まれた。
ホテルに着いたのは23:30頃
多分、200人くらいは泊まれそうなでっかい宿だった。
というかStuttgartの宿は最低4000円~だったので結果的に助かった。
全てがうまくいかず、それゆえに何とか帳尻があった。
ドミトリーでは8人部屋に男性1人しかおらず、私の付けた照明で眩しそうに起き、簡単に挨拶をしてくれた。ドイツ語なので全くわからなかった。
人が少ないのはいいが、これはこれで気まずいなあ….と思いながらも就寝。