家のことについて
私は交換留学ではないので、大学が家を用意してくれず、自分で探さなくてはいけなかった。
入学許可が出た7月に寮を申し込むと
「8か月待ちです」との返答。
正気か~~~~~~~????と思いつつ、待つわけにもいかないのでとりあえず違う方法を探すことに。
自分で借りるとめちゃ高いドイツ。
そこで調べるとWGという家をシェアするサイトに巡り合う。
これ
そしてこれが地獄の始まりであった……..
まずこのサイトでは地区と条件を絞ってシェアハウスを探せる。
何も知らない私は
・とりあえず街の中心
・400ユーロ以下
・少人数は気まずいので4人以上
とりあえずこの条件で家を探していた。
とぽちぽち検索すると1日に5件以上の新しい物件が掲載されていた。
しかもドイツのシェアハウスは、食器洗浄機・ヒーター・ベランダ・広いコモンスペースと
日本の1人暮らしではとても得れない設備がほとんどの物件に備わっていた。
これはイージーにいい生活を手に入れられるのでは??と舐めてかかったのが駄目であった。
手当たり次第に条件の合うフラットルームにメールを出すも
待てど暮らせど返事がこない
おやおや、メールアドレス打ち間違えたかな…..?と思い確認するもどうやらそうではない…..
不安になりお家事情を調べてみると(やっと)
ドイツ、特にミュンヘンとシュトゥットガルトは住宅需要がとんでもないことになっており、
シェアハウスに掲載しているようなホストは掲載した瞬間から1時間に50件近いメールを受け取るらしいのである。
舐めてた~~~~~~~~!!!!!
それを考えると家を手に入れられるのはとんでもない確率である。
そこから苦心を重ね、
とりあえずドイツ語に変えてみたり、自己アピールシート(バイト先のスイスに行ってた女の子に教えてもらった)を作ったりとアッピールをしていくわけなのですが……
そこから先に罠も潜んでいたのである……
(続く)
No more ZARA
10時から研究室でミーティングの予定だったが行くと1人しかおらず、他の全員が遅刻していた。
どこの国でも学生のミーティングはそうなるのか….
10分ほどすると2人の学生が来る。
アメリカから来た男の子がスニッカーズをカフェオレ?にドリップして食べていて
これこれ~~~!!アメリカの朝~~!!!と感動した。
ミーティングは次のパビリオンが議題で、
structure
computational
fabrication
grobal design
adaptivity
の5グループがそれぞれの進捗を発表していた。
驚いたのがチューター含め皆リラックスして会議するところ。
タッパーに詰めた謎のお菓子やバナナを食べながらも雑談のように会議を進めていた。
その後、持ってきたお土産の八つ橋を配りつつ少し話す。
緊張していたが皆かなりフレンドリーに接してくれた。
家が無い....というとStuttgart大学の寮貸し借り専用のfacebookがあるらしく
そこをおすすめしてくれた。
オフィシャルより、すでに借りてる人がどっか行く時とかに期間限定でサブレット貸ししてもらう方が供給があるらしい。
へ〜〜〜〜〜〜〜
そして、その後そういえば荷物がモスクワで止まっていて、服やらなんやら色々とないので買いに行こうと街に繰り出す。ここまでずっと7部袖で過ごしている。
大げさに言わずとも、この町は3歩歩けばH&MとZARAに出会う
その中でもCOSというブランドがシンプルで中々よかった。
調べてみたら日本は青山にあるみたい。
しかもH&Mグループだった。だめだ、我々は支配されている。
買い物袋を携え今日の宿へダイブ。
3人でのシェアハウス。2500円/1泊くらい
ここはairbnbで見つけ3週間滞在する予定である。
ちなみにそれ以降の家はまだ決まっていない。家事情についてはいずれ書いていきたい......
バタッ
続・謎の郊外
続・謎の郊外
今日はレオンベルグへ。
ホテルのオーナーに観光地を尋ねるとここをオススメされたので行ってみる。
少し調べてみるも、日本ではほぼ無名らしくあまりいい情報が出てこなかった。
バスで30分くらい
ぼんやりしてるとバスの運転手に下される。
どうやらここがレオンベルグらしいがどう見ても何もない。
ドラッグストアくらいである。
街のマップを見ても観光名所らしき写真は載っているが肝心の場所が書いていない。なぜなのか。
とりあえずそこら辺を歩いてみる。
でっかいスーパーに入るとフードコートのようなところがあり、
朝から何も食べてないことに気がつきそこでパンを買う。
粗雑なご飯
ところがこれが例のドイツパン!でパン部分はめちゃくちゃ美味しかった。
中は…..よくわからない揚げたもの…..これは普通でした….
ウロウロしてもスーパーやサターン(ドイツのヨドバシカメラ)しかないので
困った時はGoogle mapの黄色いところに行けば良いという教えの元そこへに行く。
途中にあったデコ車広告。流行っているのだろうか。
と、ようやく観光地らしきところにたどり着いた。
お〜〜〜ぽいぽい!!!
この部分は木に色を塗っている
個人宅の集合でこれだけ色を調和できるのすごいよなあ....
1人くらい無茶苦茶な色センスな人いても良さそうやけど......
ある一定のルールの中でも
それぞれの個性が出ているのが良い….
と思いきやファサードが全部ガラス張りになっているカフェもあった。
かっこ良かったらOKなのだろうか
人がいなさすぎる
メインの広場。今日土曜日なんですが......
街の端にあった幼稚園 上の黒いボリューム部分かっこいい
最後におしゃれガラス張りカフェでカフェオレを飲む。
間違えてアイス頼んだと思って勢いよく飲んだらとてつもなく熱かった。
今日のブログ海外っぽくないですか??
いいですね。
■
フランクフルトのドミトリーにて宿にありついた初日。
同室の男性の放屁音で目が覚める。朝6時である。放屁音で起床するのは人生で初めてかもしれない。
そそくさと準備をしてホテルのロビーでぽちぽちとネットする。
昨日の荷物損失の件で保険会社に電話、airbnbに連絡がつかない&ホテルが見つからないことを相談。
母と電話をする。成り行きを説明すると母は引いていた。
荷物の件は、96時間以内の買い物であれば生活必需品購入に関しては保証金が出る。
airbnbでは100ドルの割引券がもらえてこれでなんとか見つけてくださいとのこと。
結果、何かと助かる対応をしてもらい一安心。
少し落ち着いたので、ドイツの電車事情、SIMカード情報等を調べる。
そこでドイツは改札がないだけでちゃんと切符を買わないといけないという事を初めて知った。
実は昨日、空港からホテルまでの電車に乗る際、改札がないので無料で電車に乗れると解釈し、さすがやヨーロップやね!と思っていたらとんだ無賃乗車であった。怖い怖い。
フランクフルトからシュツットガルトへの電車へ乗るため駅へ向かう。
ドイツはすでに肌寒く、街の人々は皆コートにストール、ブーツを履いたりしていた。
打って変わって私は航空機に服一式を預けていたので服がなく、申し訳ない程度の7部袖と通気性抜群の薄生地ズボンを着ていた。無茶である。
アジア人が無茶して薄着でバカンス気分とはさぞかし滑稽だろうと思いつつ
少しでも体温を高めるため小走りで街をうろついていた。
フランクフルト駅。ヨーロッパの駅はかっこいい
アプリで簡単に予約ができてめちゃくちゃ便利だった。
無事えんやこらで大学に到着。
キャンパスに着くもどこの棟か全く分からず適当に入る。
エレベーターで挙動不審にしていたら先生らしき男性が声をかけてくれた。
偶然にも建築の先生で学生オフィスまで案内してくれた。
が、登録名簿を見ると名前がないとの事。
溢れ出る冷や汗。強制送還の文字が頭をよぎる
と、よくよく確認すると
どうやら違う大学に入ってたらしい。
先生がとても優しく、私のキャンパスまで案内してくれた。
その時に通った大学の中庭がとても静かで平和的で良かった。
しばらく歩くと見たことのあるパビリオンが。
これこれ~~~~!!!!!
まさに撤去中でした。セーフ!
秘書の人に一通り取れるクラスとかスタジオとか教えてもらい、
ぐるぐると大学をツアーする。
ここでようやく判明したのですが授業は16日からで
それまで何もないらしい。急いで5日に来た意味…..
学生の部屋では論文のために学生が絶賛ウッドチップを掃除機で吸引していた。(このデジャブ感)
動画で見たロボットアームの部屋もあった。
今後のプロジェクトが楽しみである.....
その後げんなりしながら50分ほどかけ郊外のホテルへ….
実は金曜から土曜とハイシーズンのためStuttgartのホテルがまっっったくなく
そのため50分離れた謎の郊外へ電車とバスを乗り継ぎやってきたのである。
しかし、この郊外の街並みがなかなか綺麗で興奮
当たり前のようにこんな家が並んでる....すごい.....
ホテルのご飯。なんて名前なんだろう....わからない....
ようやくまともなご飯を食べた気がする。
食べかけ
■
10月から1年間、ドイツのシュトゥットガルト大学に行くことにした。
この大学へ決めたのは行きたい研究室があったことが理由で、
専門は建築で特にcomputational design という建築にアルゴリズムやロボットを使って作ろう!という感じの研究室で1年間プロジェクトに関わる予定である。
交換留学申し込みに出遅れた、また受けれる授業や費用がそれほど変わらないということで
交換留学ではなくフリームーバーという制度を利用した。
金銭面ではトビタテという学生奨学金制度があり、その恩恵を受け無事渡航することになった。
これがなかったらとてもでは無いが留学なんてできなかったので非常に感謝している。
実家から関西空港→成田→モスクワ→フランクフルト→Stuttgart へと向かう。
トランジットも含め、計24時間ほどの旅程である。
関空の夜明け
途中、モスクワではwifi利用に電話番号が必要でネットができず歯がゆい思いをした。
ここでは確認したいことが山ほどあった。
ドイツではairbnbでしばらく滞在する予定だったのだが、ホストとの連絡が取れていないのと
フランクフルトからシュツットガルトへの行き方がふんわりしか分かってないことに不安があったのである。
フランクフルトで荷物をコンベアーの前でぼんやり待っていると
お姉さんが私の名前が書かれた紙を見せて話しかけてきた。
嫌な予感がし、すぐにそれは現実となった。
荷物がモスクワにまだいる……とのこと。
エアロフロートについて調べていた時、荷物の紛失に関してはかなりの定評があり、
大学の先輩にも荷物なくなるからやめといたほうがいいよ~と言われていたが…..
まさか本当に来ないとは…..
お姉さん曰く、明日の10:30の便で来るそうなのだがまだ確定ではなく
ホテルに郵送で届けるよ~とのこと。
その言葉を信じるのみである。
airbnbのメッセージを確認してみるとまだホストからの連絡は来ていなかった。
これはもうダメだな….と思い別のホテルを探し出す。
そんなことをしているとStuttgart行きの電車を見逃してしまった。
Booking.comで慌ててフランクフルトの宿を探し、
1500円のスーパー安宿ドミトリーがあったのでなんとか泊まれた。
ホテルに着いたのは23:30頃
多分、200人くらいは泊まれそうなでっかい宿だった。
というかStuttgartの宿は最低4000円~だったので結果的に助かった。
全てがうまくいかず、それゆえに何とか帳尻があった。
ドミトリーでは8人部屋に男性1人しかおらず、私の付けた照明で眩しそうに起き、簡単に挨拶をしてくれた。ドイツ語なので全くわからなかった。
人が少ないのはいいが、これはこれで気まずいなあ….と思いながらも就寝。